「臭いものには蓋」なんていうけど、生活の中には臭いものが溢れていると思う。もう人生はごみ捨て場。
いや、たまに掘り出し物が落ちていることがあるってことも含めてね。
でも、基本的には臭いゴミしか落ちてない。学校の勉強も、仕事も、人間関係も、全部臭い。
そういう臭いもの全てにずっと蓋をしていると、放置されることでさらに腐敗したそれらは、蓋の隙間から悪臭を漏らしはじめて、いずれその存在は俺らにとって目を背けられないものとなる。
そこでやっと蓋を開けてみると中身はめちゃくちゃおぞましいことになってたりするんだ。