introspection

取り留めのない考えごとを忘れないための内省的日記

2015-01-01から1年間の記事一覧

カリスマ

カリスマという用語は色々な学問に出てくる。その中で社会学においてはカリスマを、物理的強制や物質的誘因によらず他人を支配できる人間、と定義している。 物理的強制っていうのは法学にも出てくる言葉で、まさに法とか警察っていうのがその好例だ。法律を…

退化

何よりも怖いのは分からないことじゃない、分からなくなることなんだ。 習慣で、帰宅した時に集合ポストの中身を確認するようにしている。ポストは二桁のダイヤルロックで施錠されているんだけど、昨日、その二桁の番号がどうしても思い出せなくなった。何時…

性欲

原因は分からないけど、数ヶ月前から性欲がほとんど無くなった。食生活とか健康状態みたいなところも関係してるのかな、分からないけど。 性欲が無くなってから、三大欲求のうちの他の二つ、即ち睡眠欲と食欲の発現が恐ろしいことになっている。休みの日は十…

整形手術

人の外見っていうのはネット掲示板におけるIDみたいなもので、それ自体が個々を識別する記号のような役割を果たしている。整形手術によって顔をいじってしまうことは、ネット掲示板で串を刺して書き込むようなもので、ある秩序の中で用いられている識別方式…

インスタント・コミュニケーション

ふと寂しくなることがある。 そんな時、実家で暮らしていたなら家族と世間話をしたり、ペットと戯れたりして気を紛らわすことができるのだけど、生憎俺は一人暮らしだ。インターネットのおかげで、俺みたいな一人暮らしで友達のいない寂しい奴も電話線を介し…

最後の日

「今日が最後の日だと思って、毎日全力で生きろ。」的なアレ。もし明日で死ぬとしたら、俺は全力で今日という日を自暴自棄に生きるわ。人は未来のために頑張れるんだからな。逆に、現在頑張ってる人は未来が確実なものじゃないと困るんだな。いきなり明日死…

努力と忍耐

「頑張る」という動詞がある。広辞苑によれば、忍耐して、努力し通す。という意味の動詞らしい。つまり、「頑張る」という動詞は「忍耐」と「努力」という二つの要素から成っている。上に出てきた忍耐と努力って似た単語のようだけど、実は全然違うものなん…

大きな数字

「一人の死は悲劇だが、百万人の死はもはや、統計である。」っていうのは、スターリンの言葉だけど、やっぱり人間の頭っていうのはあまりにも大きな数字は想像できるように作られていないんだなって思う。例えば、今そっと目を閉じ耳を澄まして秒針の動く音…

難しい言葉

自分の意見や考えを発表するときに、やたらと難しい言葉ばかり使う人がたまにいるけど、それもっと簡単な言葉で言ってくれよって思うことがたまにある。でも、俺にもそういう傾向があるかもしれない。なんでそういうことをしちまうかっていうと、別に難しい…

信用

お笑いを例に挙げれば、人を笑わせるには、「こいつは面白いやつだ」っていう、周りからのある種の信用が必要だよな。信用っていうのは取り戻すのが大変なものだから、一度つまらない奴っていうレッテルを貼られてしまうと、それを払拭するのは難しくなって…

臭いものには蓋

冷蔵庫から賞味期限が二年前に切れたもやしが出てきた。もやしって腐ると液体になるんだ。「臭いものには蓋」なんていうけど、生活の中には臭いものが溢れていると思う。もう人生はごみ捨て場。いや、たまに掘り出し物が落ちていることがあるってことも含め…

煙突

外に出てない。煙突みたいにずっと口から煙を吐き出していたら一日が終わった。