イギリスのEU離脱、アメリカの大統領選挙。いつの時代においてもどんな分野においても、大衆は無気力で、保守に流れる傾向があるようだ。冒頭に挙げたような政治の分野では、それは国粋主義という考え方になって現れる。
政治とは全く関係のない
ソシュールの『一般
言語学講義』第1章の言語の不易性の稿を読んで思った。何だって物事を変えるには気力とエネルギーが必要だ。そして知識のある人間はこの二つの力を持っていることが多い。
別にリベラル万歳みたいな話ではないけれど、極度に保守的な言説には注意する必要があるってことだ。人間は何も考えなかったらきっとそっちに流れていってしまうのだから。