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introspection

取り留めのない考えごとを忘れないための内省的日記

簡潔に正しく

就職活動をしていると、簡潔に正しく自分の意見を述べることが求められているなと感じる。簡潔に正しく、素早く丁寧に、顧客第一かつ利益第一、、合理化を追求する社会では相反する二つの条件を同時に満たすことが要求されるのかもしれないけれど、これは中々難しいことだ。例えば、エントリーシートなどで「あなたが影響を受けた言葉とその理由について200文字以内で書いてください。」というお題があったりするけれど、これについて本当に200文字以内で書ける人っていうのは、そもそもその言葉から大した影響を受けてはいないと思うんだな。本当に自分の思うことを過不足なく伝えようとすれば200字という文字制限はあまりに少なすぎる。しかし、こういうルールのあり方そのものに文句を言う人間よりも、提示されたルールの中で最善を尽くす人間を企業は欲しているのだろうな。そういった意味では、このお題によって就活生を振るいにかけることには成功しているね。

 

何だかこういうやり方には辟易してしまうな。『超訳』みたいな、名言だけが連なった本でお手軽に手っ取り早くありがたみを感じる人たちと同じようなにおいを感じるんだ。名言やなんかは、文脈や流れを読み解いた中から拾い出すことではじめてその意味が分かるものではないだろうか?何にしたって、「手っ取り早く」という言葉が嫌いだ。