introspection

取り留めのない考えごとを忘れないための内省的日記

インスタント・コミュニケーション

ふと寂しくなることがある。

 
そんな時、実家で暮らしていたなら家族と世間話をしたり、ペットと戯れたりして気を紛らわすことができるのだけど、生憎俺は一人暮らしだ。インターネットのおかげで、俺みたいな一人暮らしで友達のいない寂しい奴も電話線を介して遠くの友達と交流ができる。これ自体は悪いことだとは思わない。むしろ素晴らしいことだ。
 
でも、そういうインスタントなコミュニケーションでは、結局のところ自らの空虚さを埋めることはできない。なぜかはよく分からないが、恐らく、寂しさの解消っていうのは人との交流を始めるにあたる動機として適切ではないのだろう。
 
慢性的に寂しい人の寂しさは、他人との関わりじゃ埋められないんだ。
 
だから、そんな気分になった時は、本や音楽に空虚を埋めてもらうといい。芸術作品の鑑賞は、自己啓発風にいうならば、心の新陳代謝になるからな。