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introspection

取り留めのない考えごとを忘れないための内省的日記

大きな数字

「一人の死は悲劇だが、百万人の死はもはや、統計である。」っていうのは、スターリンの言葉だけど、やっぱり人間の頭っていうのはあまりにも大きな数字は想像できるように作られていないんだなって思う。

例えば、今そっと目を閉じ耳を澄まして秒針の動く音を聴いて、この音をあと二十億回聞いたら俺は死ぬんだ、なんて考えてみても全然ピンと来ないし、日めくりカレンダーをあと二万回破いたら死ぬっていうのもイマイチよく分からない。でも、除夜の鐘をあと五十回聞いたら死ぬってなると、少しだけ死への実感が湧いてくるような気がする。

百万人の死をひとつの統計として捉えるんじゃなくて、一人の死という悲劇が百万回起こったって考えたらどうだろうと思い付いたけど、それでもやっぱり、うまく想像できないな。頭ってほんとにポンコツなところがあるよ。